【3分HR講座】経営者必見!新入社員の”早期戦力化”の秘訣とは?

【3分HR講座】経営者必見!新入社員の”早期戦力化”の秘訣とは?

こちらのコラムでは、多くの地方企業様が関心を寄せられているであろう「新卒社員の育成」について解説します。

・新入社員を育成できずに困っている。
・採用できてもすぐに離職してしまう。
・育成担当をする社員がいないので、中々新しい社員を獲得することに踏み切れない。
・会社のノウハウがバラバラで何をしたらいいのかが分からない。

上記の悩みを経営者様、人事採用担当者様にご覧いただきたい内容で、以下のポイントに絞って解説いたします。

新入社員が育たない理由

まず、新入社員が育たない理由としては下記の2つが上げられます。
①新入社員が成果を出しにくい業務体制になっている
②教育する体制が整っていない

 

新入社員に何をさせるか決まっていない会社様がいらっしゃると思います。補充的に社員の採用を繰り返していると、なんとなく今までの業務担当者から引きつぎを行うという状態が続くかと思います。そもそも新入社員を早期育成するためには

「担当業務を絞り、いち早く成果が出せる」

体制を作る必要があります。そのためにはまず業務の体制明らかにする必要があります。新入社員は基本的には自社のことを何も分からない状態で入社します。その中であれもこれもお願いすると混乱し、業務の品質が下がり、仕事がつまらなくなってしまいます。

よって、まずはビジネスモデルを今一度見直し、新入社員には何をやらせるのかを決めていく必要があります。

②また、せっかく新入社員を採用したとしてもその社員を教育する担当者がいないと社員は育ちません。昭和の時代であれば「見て覚えろ」ということで通用したかもしれません。しかし令和の時代では、会社がどのように育成をするかというプランを練っていく必要があります。そのため、誰がどのように責任をもって新入社員を育てていくのかについて会社の中で定めなくてはなりません。

 

新入社員が自律して働けるようになるには?

会社の中で、新入社員が何をするべきかを定め、育成の担当者を決めた後には、どのように新入社員が自律して働けるようにするかということになります。当然常に新入社員の面倒を見ることはできないので、新入社員が自律的に能動的に働けるような環境を整えて上げる必要があります。そのために、必要なのは

何をしたら1人前になるかについての基準

1人前になるための要素を分解したチェックリスト

の作成が必要になります。

①まずは何をしたら1人前になのか、営業職であれば売上〇万円、技術職であれば〇〇のスキルができるようになること、事務職であれば○○がどのくらいの時間でできるようになる。といった基準が必要になります。数値による基準や技術・スキルによる1人前になるためのハードルを設けることが重要です。

②1人前になるためのハードルを設けたらその後はその要素を分解したチェックリストが必要になります。そのチェックリストがすなわちスキルシートになります。スキルシートには細かな業務上必要とされる中身を記載します。

 

スキルマップ作成のポイント

スキルマップ作成のポイントとしては、まずは業務の棚卸をする必要があります。
その際決めるのは、棚卸「担当者」の選定が必要になります。基本的には業務の責任者にお願いすればいいと思いますが、1人で難しい場合は人事が業務内容をヒアリングするサポートすると良いでしょう。
その際まずは下記のようなツールを使用して、業務を洗い出して頂ければと思います。

業務の洗い出し方のポイントとしては細かさの精度を合わせる必要があります。
例えば・・・
A:エクセルを使いこなすことができる
B:エクセルのSUM関数を使うことが出来る
だと何ができるようになるかが変わってきます。最初からすべてにおいて細かくスキルを分解してしまうと洗い出しの時間がかかってしまうので、まずはAのような粒度で洗い出しを行い、必要に応じてBのような細かい内容に変えていくといいでしょう。

 

スキルマップ運用のポイント

スキルマップを作成したら次は運用を行います。基本的にスキルマップは
「新入社員が自身のスキルレベルを知り、成長を実感するシート」になります。
なので、多い企業様ですと毎月、少なくとも3ヶ月に1度は自身のスキルを振り返り、何が身についているかをチェックします。また、上長がそれを受けて、3ヶ月もしくは半年に1度スキルのチェックを行います。そこで面談を行い、何ができているか、今後何を期待するか、優先順位をどうしていくかなど定めます。

このような形で、多くの企業様で実施しておりますスキルシートがございますので、
興味がある方は是非お問い合わせください!

 

まとめ(スキルシート作成のためのチェックリスト)

今回はスキルシートについて網羅的に解説しました。
情報量が多かったと思いますので、最後に経営者、人事担当者様のチェックリストを用意いたしました。こちらのコラムをいつでも見られる状態(ブックマークやURLを社内で共有)にして、抜け漏れがないか都度確認頂けますと幸いです!

船井総研では、自社に合った新入社員育成の、戦略設計から実行までを一貫してサポートしております。育成コストを抑えて、新入社員を早期戦力化するための仕組み作りに興味がありましたら、是非お気軽にご相談ください!

☐新入社員に任せる仕事を絞り込む
☐1人前になるための基準を設定する
☐1人前になるためにどのようなスキルが必要かを定める
☐業務の棚卸を行う
☐業務の棚卸の中で、細分化を行い、どのスキルをいつまでに身につける必要が定める
☐定期的に新入社員がチェックを行い、成長を実感してもらう
☐上長が確認を行い、面談によってサポートを行う