無料でも優秀人材を獲得!?「これからの中途採用」

無料でも優秀人材を獲得!?「これからの中途採用」

無料でも優秀人材を獲得!?「これからの中途採用」

本日のコラムは「これからの中途採用」というテーマでお送りいたします。
新型コロナウイルスの影響で中途採用も変化の節目を迎えております。

求職者1人に対して、企業から何人の求人があるかを示す有効求人倍率は減少傾向にあり(2月度、3月度)、マクロの採用市場にも影響が出ています。事業縮小を決める企業が増えている中で「とにかく人が足りない!」という状況から、「厳選した優秀な人材を獲得したい!」といった方向転換が起きることが想定されます。

「コストはかけられない」、「自社に合う人が欲しい」そんな時代において、コストを抑え、優秀な人材が獲得可能な採用手法をお伝えいたします。

中間業者をはさまず直接優秀人材が獲得可能な時代に突入

優秀な人材を獲得する為には中間業者(媒体や人材紹介)に頼らずに、自社の採用サイトやSNSなどの自社メディアをして直接求職者にアプローチをするダイレクトリクルーティングという採用手法を実施していくことが重要です。

indeedを始めたとした求人特化型検索エンジンでの「クリック課金型のWEB広告」を活用することは採用手法のスタンダードとなりつつあります。

このような中間業者(媒体会社、紹介会社)を挟まずに求職者と直接コミュニケーションを取ることによって採用が可能となります。その中で抑えておきたいポイントが下記です。

①企業の文化やビジョン共感を喚起する
②安価でターゲットとなる人材の採用が実現
③複数チャネルの活用や求職者データをストックしていく

上記を一つ一つ説明していきます。

①企業の文化やビジョン共感を喚起する

自社メディアでの採用活動は情報量の制限がありません。採用において有効な「企業の文化やビジョン」なども最大限に訴求できるようになりました。よって、改めて自社にはどんな人材が適していて、どんな文化やビジョンに共感を得てくれるのかといった採用の全体像を設計する必要があります。

また、上記が適切に訴求する為には採用もマーケティングの視点で「誰に」×「何を」×「どうやって」ということをしっかりと設計したうえで、WEB上での見せ方やクリエイティブを重視したデジタルマーケティングの視点も必要になってきました。

②安価でターゲットとなる人材の採用が実現

従来は掲載課金型で効果の有無にかかわらず費用が発生するモデルでした。しかし、WEB広告であればターゲットとなる求職者にピンポイントで広告を配信できるので効率的なマーケティングによるコスト削減が見込めます。また無料の広告枠での応募も併せて見込めるので全体の採用コストは大きく抑えられるようになりました。

③求職者データをストックしていく

自社のメディアを使った採用活動ではデータの収集ができることも大きなメリットの一つです。

自社採用サイトを載せられるチャネルはIndeed以外にも存在しており、各チャネルのデータ検証によって採用にかかる費用を最適化することも可能です。

※主要求人特化型検索エンジン

また、「求職者が住んでいる地域」、「求職者の採用サイトの滞在時間」、「再訪問率」、「採用サイトの応募率」、「興味関心」などデータを元に改善を繰り返し、より安価で確実な採用活動へつなげていくということも可能になりました。

ですので、自社メディアを活用して採用を進めていくケースでは、

①求職者が必要としている情報を細かく記載したメディア(採用ホームページなど)を制作する 
②indeedなどに掲載し、アクセスを集める
③アクセス状況に合わせて、サイトの改編や広告運用の改善を行う

これら3つの段階を経て、より自社が求める人材像の応募数を増やしたり、採用コストを削減したり、といったことが可能になります。自社のメディアは作って終わりではなく、作ってから育てていく、という視点も非常に重要になってきます。