リアル×デジタルでの新世代型「企業理念浸透法」【老舗企業なのに理念が浸透しない理由】
いつもありがとうございます。株式会社船井総合研究所(船井総研)HRストラテジー支援部組織開発グループの宮地です。
突然ですが、皆様の会社で経営理念を浸透させるために何かを取り組んでいますか?
こんな質問をさせていただくと、取り組みについては、
「毎日朝礼で唱和・スピーチしています」
「壁に飾っているのでみんないつでも経営理念を見ています」
といった声をいただきます。
では、その取り組みを通じて経営理念は「浸透」していますか?と投げかけると
「なんとなく伝わっている気がする・・・」
「たぶん、あまり浸透していない・・・」
というような「感覚で」お答えいただくことがほとんどです。
リアル×デジタルでZ世代~団塊世代まで理念を浸透させる
では、そもそもどんな取り組みをしたら理念が浸透するのか?
リアル(対面・現場)での取り組みだけではなく、デジタルツールを使いこなすことが理念浸透のカギになっていきます。
たとえば、リアルでの施策として
①経営者が事業部・店舗ごとに理念について語り、交流を図る機会づくり
②創業者の想いや会社の理念をまとめた書籍化、読んでもらう機会づくり
③理念を浸透させるための研修の開催
等が必要です。
ポイントは経営者が主導となって、一方向の発信ではなく社員と双方向でコミュニケーションを生むような取り組みが必要です。
また、デジタルツールを活用した取り組みだと
①社内SNSでの投稿、コメント、リアクション
②社内のイントラサイトで会社の歴史や創業者の想いをアップし、いつでもアクセスできるようにする
取り組みで、場所や時間を問わず、理念に触れる機会・接点を増やします。
今の社内の社員だけでなく、採用活動段階から理念に共感した方を採用できるようSNSやサイトなどでも積極的な発信と選考・面談・エントリーシートの項目にも盛り込むことが効果的です。
なんとなく浸透した、という感覚からの脱却
では、これらの取り組みを進めていくうえで、どれくらい理念が浸透したのかを感覚ではなくデータで測定できる状態を目指す必要があります。
そのためには、社内サーベイ(従業員調査)を活用し、年2回程度理念浸透スコアを測定します。
船井総研では、組織SANBŌというツールを活用し、年2回理念浸透のスコアを測定しています。また、年次・性別・役職・部門ごとにその差が出るため、浸透度合いについての課題や対策を練るうえで積極的に活用をしています。
創業50年企業が抑えるべき、理念浸透セミナー
創業50年を超えて、経営理念はあるけどいまいち機能していない会社様や、もっと今の社員に共感・行動してもらえるようにバージョンアップさせたいと思っている会社様におススメのセミナーがございます。
実際に創業50年を超えた船井総研でも実践しており、社員の半数近くは創業者を知らない(会ったことがない)なかで、会社の考えや想いを知り共感している社員が多いです。
船井総研も理念浸透を推進していく中で実際に取り組んでいる事例を推進責任者の講座も踏まえ、ご紹介いたします。ぜひご参加くださいませ。
■日時:2024/03/28 (木) 13:00-16:30
■場所:船井総合研究所 五反田オフィス
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