その面接、もはや時代遅れです…!/絶対押さえておきたい面接のポイント10
まさか
御社は面接の際、いきなり質問から始めていませんか?一方的に質問して終わり、という面接になっていませんか?
失礼ですが・・・そのような面接スタイルは時代遅れかも知れません。
面接そのものの役割としては、応募者の情報を引き出し自社に適した人材か否かを判断することにありますが、 「超」売り手市場の今、求職者にとって企業はいわば「選び放題」の時代になっています。
求職者の心理は「応募」=その企業に決めたという「志望」にはならず、興味を持ったから応募してみた、内定が出た中から就職先を選ぶ、というものに変化しています。
つまり、面接にこぎつけたらからといって内定を出したら必ず来てくれるとは言えず、面接で対面したときにこそ、求職者の心理状態を「興味がある」から「この会社に入りたい!」に引き上げていく必要があります。
「面接=見極め 」から、「面接=相互理解」へ
そのため、面接では「相互理解を深めること」を目的にします。
質問するだけではなく積極的に自社の情報を伝え応募者の理解を促し、動機づけを行うことが大切です。
面接のはじめに自社の説明から入ることで、求職者にとっても緊張が和らぎ話しやすくなるといった効果も期待できます。
絶対押さえておきたい面接テクニック10項目!
まず面接官・求職者の双方が「会話」しやすい雰囲気を作ることによって、より自社の説明が伝わりやすく、そして多くの情報を引き出す面接時のテクニックを6つご紹介します。
①姿勢:ブロックの姿勢(腕組、足組、斜め視線、見下ろし姿勢)を避けましょう。
②アイコンタクト:書類やメモに目線を落とすことはあっても、基本的に話をしている相手をしっかりと見るようにします。
③うなづき:あご・首を使って大きくうなずきましょう。
④あいづち:声に出してあいづちを打ちます。「なるほど」「うんうん」「はい」「ほー」など、変化もつけましょう。
⑤共感:話を聞いた感想を言葉にして返します。「がんばりましたね」「大変でしたね」「すごい」などと返すことによって、話しやすい雰囲気をつくります。
⑥リピート:語尾を繰り返すことで、興味関心があることが伝わり、さらに話をすることを促すことができます。
そして面接は活躍が期待できる人材を採用する反面、「害」となり得る人材を採用しないというフィルターの役割もあります。合否判断のときは、以下の4つのポイントを思い出してください。
⑦ハロー効果:何かひとつが良いor悪いと、全てが良くor悪く見えてしまうことです。
⑧対比誤差:判断基準が自分自身になってしまっており、自分自身と異なる(似ている)タイプの者に対して、過大評価あるいは過小評価をしてしまうことです。
⑨寛大化傾向:応募者に対して、事実よりも判断が甘くなりがちになることです。(例:一生懸命話しているから、この面接は合格にしてあげよう・・・)
⑩論理的誤差:応募者に対し、あるひとつの事象にこじつけ、二つ以上の要素を結びつけて評価をしてしまうことです。(例:○○社を担当していたなら、スキルが高いんだろうな・・・)
さいごに・・・
いかがでしたか?
これらのポイントを押さえていただくことで、良い人材を採用するための一助になれば幸いです。
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