【3分HR講座】【自ら考えて行動できる】自立型社員養成研修

【3分HR講座】【自ら考えて行動できる】自立型社員養成研修

依存型社員と自立型社員

(1)依存型社員

依存型社員とは、自ら考え、自ら行動しようとしない社員です。
非常時になっても、「社長が何とかしてくれる」と思っています。
他の人からの支援をあてにしています。
しかし、その支援が不十分だと、相手を非難します。
支援を受けているのに、感謝の気持ちがほとんどありません。
そのことを当然と思っています。

(2)自立型社員

自立型社員とは、自ら考え、自ら行動する社員です。
非常時には特に、「何とか自分の力で克服しよう」とします。
他の人も大変なのがわかっているからです。
自分自身の役割・責任を果たすとともに、他者への支援もしていこうとします。
他者からの支援に深い感謝の念をもっています。
支援する側の気持ちを知っているからです。

 

なぜ自立型社員なのか?

(1)考えない人が増えている

世の中は色々なノウハウが溢れ返っています。
インターネットで検索すれば、自分が必要とする情報を瞬時に手に入れることができます。
情報やノウハウが簡単に手に入る時代が到来しています。
考えるよりも、「答えを探す」ほうが圧倒的に速い。
答えを考える人、答えの出し方を考える人が減っています。

(2)成長スピードが上がる

自立型社員は物事を自分事として考えます。
他人がやったことであっても、「それを自分がやるとしたら、どこを変えるのだろうか?」
他社の事例ではあるが、「それを自分の会社の中で進めるには、どうしたらいいのだろうか?」
自分事として考えて、他人の経験から学んで行くのです。
自分ひとりでは学べない沢山の他人の経験から学ぶから、成長スピードが上がるのです。

(3)これからの競争に勝ち残れない

これからの競争相手は、コンピューターとロボットです。
「コンピューターやロボットにはできない仕事をする」
これから競争に勝ち残るためのポイントです。
コンピューターやロボットは、相手の気持ちや指示されたこと以上のことを考えません。
相手の気持ちを考え、指示されたこと以上のことを考えて、自ら行動する。
これからの競争に勝ち残る仕事の進め方です。

 

自立型社員養成のためのポイント

(1)使ったお金に責任を持たせる

みんなのお金を使っているにも関わらず、きちんと責任を負わない人がいます。
そういう人にお金を使わせると困ったことになります。
せっかくのお金を任せているのに、「足りない!」と言いはじめます。
責任を持たない人には、お金を任せるわけにはいきません。

経営における大事な視点は、「利益を生むために、いかにお金を使うのか?」ということです。
すなわち、「使ったお金を利益につなげることに責任をもつ」ということです。

「人件費も含め、そのコストに見合った成果や利益を生み出しているのか?」
それを日々、自問自答し、自分自身の経営スキルを高めていく。
経営の一端を担う社員として最低限の基本です。

(2)一人ひとりにリーダーシップを発揮させる

リーダーシップは、トップや上司にのみ求められるものではありません。
「この仕事は私に任せてください!」「次の企画はこうしましょう!」・・・・etc.
部下から上司へ働きかけていくこと、それは正にリーダーシップです。

リーダーシップとは、「相手に対する主体的な働きかけ」です。
自分から上司へ、自分から同僚へ、自分からお客様へ、主体的に働きかけることです。

自らの専門性を活かして、想いの実現へとお客様をリードする!
プロとは、お客様に対してリーダーシップを的確に発揮していく人です。

リーダーシップは、トップや上司にのみ求められるものではありません。
社員一人ひとりに発揮させて行かなければなりません。

(3)「何を考えるか」を教える

「これをしなさい」「それをしてはダメ」
この教え方では、自主的な行動につながりません。
行動そのものを教えているからです。

自主的な行動を促すには、「何を考えるか」を教えなければなりません。

行動しない人は、できない理由を考えています。
できない理由を考えていくと、「やっぱり無理だよね」「できないよね」になってしまいます。

行動する人は、できるやり方を考えています。
できるやり方を考えていくと、「少しはできそうだから、ここまではやってみよう」になってきます。

「何を考えるか」によって、行動は大きく変わります。
行動そのものではなく、「何を考えるか」を教えることが大切です。

(4)「なぜなのか」を教える

なぜ、自主的な行動がとれないのでしょうか?
「なぜなのか」を理解していないからです。

「なぜなのか」がわかっている人は、自主的にやろうとします。
「なぜなのか」がわかっていない人は、言われた時しかやりません。

自主的な行動を促したいのなら、「なぜなのか」を理解させなければなりません。
それをやることが、どれだけ価値があるかわかれば、人から言われなくても自分からやるからです。

なぜ利益が必要なのか?
なぜお客様を大切にしなければならないのか?

どちらも当たり前とされていることです。
でも「当たり前だから」で終わりしてはいけません。

当たり前のことこそ、「なぜなのか」や価値を、自分の頭で考えさせなければなりません。

(5)心のマネジメントを教える

求める結果を得たいのであれば、結果を出すための原因づくりを徹底しなければなりません。
原因のない結果はないからです。
現実を正しく認識して因果関係を理解し、正しい原因づくりを行わなければなりません。

心が乱れていると、現実認識を間違えます。
正しい原因づくりが行えなくなってしまいます。
結果を出したい人は、正しい現実認識が行えるよう、心を乱してはいけません。

コントロールできないものをコントロールしようとすると心が乱れてしまいます。
心を乱さないためには、コントロールできるものをコントロールすることです。

たとえば、相手が自分をどう思うかをコントロールしたいのであれば、
相手に対する自分の行動をコントロールしなければなりません。

「コントロールできるものをコントロールする」
そのことを教え、習慣づけさせて行くことが大切です。

推奨カリキュラム

ここまで自立型社員養成のポイントをお伝えしましたが、実際にどういう内容が良いのかについてご紹介します。
例えば、多くの企業に活用いただいている自立型社員養成研修がこちらです。