働きがいのある会社をつくる方法とは？【実況中継】2023年6月度人財ファースト経営分科会

組織づくり

株式会社船井総合研究所（船井総研）HRストラテジー支援部です。本コラム記事では、船井総研が運営する会員組織「企業価値向上経営フォーラム」の人財ファースト分科会で2023年6月に開催された勉強会の模様について、解説しています。働きがいのある会社や人事評価制度、採用活動方法が確立している会社が何を実践しているかを学べます。それでは、今回のプログラムについてご紹介させていただきます。

【ゲスト講座｜史上初！働きがいのある会社6年連続1位のコンカー流フィードバック】
【船井総研講座｜コンカー様事例を踏まえ、経営者の皆様にお願いしたいこと】
【情報交換会｜働きがいのある会社づくりのために取り組んでいること】
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【ゲスト講座｜史上初！働きがいのある会社6年連続1位のコンカー流フィードバック】

今回のゲスト講座は、働きがいのある会社ランキング6年連続1位で実践している「コンカー流フィードバック」と題しまして株式会社コンカーの代表取締役社長三村真宗氏にご登壇いただきました。

【船井総研講座｜コンカー様事例を踏まえ、経営者の皆様にお願いしたいこと】

1番お伝えしたいのは、「業績向上には”働きやすさ”も”やりがい”も高めていくことが重要である」ということです。

”働きやすさ”と”やりがい”には4つのタイプがあり、タイプごとに売上は変化するとされています。

働きやすさとやりがいの4つのタイプ
A：いきいき職場（働きやすく、やりがいもある）
B：ばりばり職場（働きやすさはないが、やりがいがある）
C：ぬるま湯職場（働きやすいが、やりがいがない）
D：しょんぼり職場（働きやすくなく、やりがいがない）

4つの職場タイプごとの売上の伸び率
A：いきいき職場・・・43.6％
B：ばりばり職場・・・22.0％
C：ぬるま湯職場・・・6.0％
D：しょんぼり職場・・・6.5％
出典：Great Place To Work®『「働き方改革」で業績は向上するのか？～“働きやすさ”、“やりがい”と業績の関係～』より抜粋

この4つの職場タイプの中で、働きやすさとやりがいの両方を兼ね備えた「いきいき職場」の売上の伸び率は、「しょんぼり職場」や「ゆるま湯職場」より37％以上高い結果になっています。つまり、社員の働きがいは業績アップに直結するということです。
コンカー様の事例を踏まえると採用だけでなく、その後の組織エンゲージメントの強化が今後、企業の中長期的な発展を左右することが分かります。
少子高齢化が進み、経営資源である「ヒト」の採用・定着が難しくなる中で、組織戦略として今すぐできることから着手していただくことをお勧めいたします。

【情報交換会｜働きがいのある会社づくりのために取り組んでいること】

最後に会員様同士で行う情報交換会を実施いたしました。
情報交換会では、”働きがいのある会社づくりのために取り組んでいること”をテーマに会員様同士で意見交換をしていただき、他社の取り組みや実践までのフローなど事例をもとにお話しいただきました。
今後働きがいのある会社づくりのために取り組みたい内容については、コンカー様の講演を踏まえフィードバックはもちろん、PMVVの落とし込みや研修、評価制度の運用面に関する内容なども意見が出ました。今回も実りのある時間になりました。