幹部・先輩社員が必ず知っておきたい「人材定着化」3つのポイント​

幹部・先輩社員が必ず知っておきたい「人材定着化」3つのポイント​

幹部・先輩社員が必ず知っておきたい「人材定着化」3つのポイント

こんにちは、船井総研の原です。
今年も半年が過ぎました。
今春に入社された新入社員やパート・アルバイトも、業務に慣れたでしょうか。

そんな中で、入社1ヶ月で「辞めたい」という声が挙がっている、
という企業様の話を、チラホラと耳にします。
「人員が足らなくなってしまう。早急に補充しなければ」
と募集をかける動きもあります。

こんな先輩社員がいる職場は要注意!

しかし!ちょっとお待ちください!
仮に補充人員を採用できたとしても、新人の受け入れ環境に問題はありませんか?

アルバイトであれば1週間以内、正社員なら3ヶ月以内、
という早期離職が見られる職場の課題は、ズバリ「新人の受け入れ体制」です。
例えば、こんな店長や先輩社員がいる職場は、早期に人が辞めてしまう可能性が高いです。

□店長が、1日に1度も新人とのコミュニケーションがないことがある
□店長が、本人のいないところで、新人の陰口を言う
□パソコンの画面を見ながら、新人の顔を見ずに報告を聴く
□新人に「こんなことも知らないの?」というツッコミをする
□イライラする感情が、顔や態度に出てしまう
・・・etc

このような風土の職場では、新人と先輩社員との心理的距離感が広がり、
人間関係の悪化を引き起こしてしまいます。
たとえ優秀な新入社員だったとしても、先輩が十分に業務を教えることなく、
ほったらかしにしていれば、定着率も、企業の業績も向上しません。

では、どうすれば短期間での離職を防ぐことができるのか?
ここで大切なポイントが3つあります。

新人が定着するために先輩社員が意識すべき3つのポイント

1.受け入れ担当者を決めること。
新人教育を、ほぼ店長にまかせていませんか?
しかし、店長は多くの業務を抱えており、新人にまで目が行き届きません。
新人教育や、メンタルケアなどのサポートができる先輩を
受け入れ担当として決めることです。

2.教育計画をつくること。
人が不足している職場では、入社してすぐに現場に入るケースがほとんどです。
しかし、多くの職場で、新人教育は行き当たりばったり。
とにかく目の前の仕事を先輩が教え、新人は必死にこなす日々です。
このような職場では、新人は「このまま働いていて自分はどうなるんだろう?」
と不安を抱えるようになります。
「○ヶ月後には、こうなってもらいたい」
「○ヶ月後には、こんなスキルを身に着けてほしい」
という目標を共有し、計画的に成長をサポートしてあげる必要があります。

3.接し方のルールを決めること。
新人とのコミュニケーションは、十分とれていますか?
いきなり、現場で放置されたりしていませんか?
新人は、仕事にも人にも慣れない中、不安と緊張の日々を送っています。
その気持ちが少しでも軽くなるよう
「1日1回、全員が声をかける」「入社して1週間後に受け入れ担当者が面談する」
など、ルールを決めてメンタルケアをしてあげる必要があります。

以上、新人の定着に向けてのお話をさせていただきました。
そもそも、先輩社員は、新入社員とどのように接するべきかを教わったことがありません。
逆に、「やってはいけない接し方」も知りません。
これらをわかりやすくまとめた、小冊子を用意しました。
ご興味のある方は、以下よりダウンロード下さい。
https://www.funaisoken.ne.jp/mt/funai-inshoku/senpai-kenshu2017-dl.html

改めて、定着のために先輩社員・幹部として取り組むべき3つのポイントをご共有いただき、
明日からの経営にお役立てください。