新人が伸びている会社がやっていること
新入社員が、伸びる会社とそうでない会社の差は、育成スキルや環境なども大事ですが、新入社員に対する「考え方」にあると感じます。
今の新入社員の世代には合わない育成の考え方をいくつか紹介すると
「決め付ける」「納得ではなく、説得」「管理」があげられます。上司、先輩がこれらを見直すことで新人とのコミュニケーションはよりスムーズになり、成長スピードも速くなります。
「決め付けない」
「意識が低い」「気遣いが出来ない」「やる気がない」等、新人に対してよく言われる言葉です。しかし本人によく話を聞いてみると、何か理由があることが多いのです。評価する前に、まず話を聞いてみること、そして何がボトルネックになっているかを見つけて取ってあげることが大切です。これで驚くほど別人に変わることがあります。
「説得より納得」
「先輩の言うことは絶対」「とにかく黙ってやれ」、これが通じるのは80年前後生まれ迄でしょう。現在の新人は、納得できないと動かない傾向があります。たとえ表向きは従っているように見えても、陰ではそっぽを向いている事があります。自分の価値観だけで説得するのではなく、新人が納得できる言葉に変換して声をかけるよう心がけましょう。
「管理」
新人に「自分が管理されている」と感じさせてしまうのはマイナスです。管理の一つにホウレンソウ(報告・連絡・相談)がありますが、上司は、新人が自ら進んでホウレンソウしたくなるような環境をつくることが必要なのではないでしょうか。せっかくホウレンソウしたのに、上司からすぐに修正・訂正されたり怒られるのであれば、やる気を失います。最初はある程度目をつぶってあげることも必要です。話してくれたことを褒めるのが大切。新人を自分の型にハメルのではなく、相手の型に合わせてあげることが大切なのです。