自社の中途採用をバージョンアップさせる3つのポイント
はじめに
「媒体会社に出稿しても反響がない…」
「indeedに出稿しているのに反響がない…」
「自社に合う人材がなかなか来ない…」
このように中途採用で頭を悩ませていませんか?
多くの企業様が「どこに求人を出すか」ばかりを気にしてしまって
「どんな求人を出すか」に目が行き届いていない状態に陥っています。
今回は掲載する求人媒体が決まった後、「どのような求人を出すのが効果的か」を3つのポイントに絞ってお伝えしたいと思います。
①ターゲットの決定
そもそも、採用活動はマーケティングと同じ考え方で募集導線を設計していきます。
だからこそまず着手すべきは ターゲットを明確化すること。
求める資格や業界経験、年齢、考え方など、自社が求めるものを洗い出すことで「求める人物像=ターゲット」が浮かび上がってきます。
実際にターゲット像をきちんと認識できないまま、採用活動を行っている企業様ほど、応募数は減少傾向にあるでしょう。
②情報(雇用条件)の適正化
ターゲットが明確になれば、そのターゲットに合わせた募集要項を作成しましょう。
完璧な採用プランを立てたとしても、求人原稿が求職者に響かなければ意味がありません。
ターゲットとなる求職者の目に留まる内容や表現を募集要項という表現で訴求していくことが母集団形成の第一歩です。
特に転職媒体であるナビサイトやindeedのようなWEB上で掲載されている求人情報は非常に限定的です。
だからこそ、そのターゲットが惹かれるような情報をピンポイントに露出していかねばなりません。
indeedで成果を出す一例として「給与設定」にひと工夫してみましょう。
indeedには「推定年収」という検索結果のフィルタ機能があり、自分が求める求人のみを見ることができます。
(200万円~ 300万円~400万円~500万円~600万円~のレンジで求人案件をフィルター がけすることができる)
特に住宅不動産業界ではハイスペックな人材ほど「自己評価(給与)」を軸に転職活動を行う傾向があります。
年収600万円スペックの人材を採りたいのならば下限給与は「月給51万円~」に
年収500万円スペックならば、「月給42万円~」に、
年収400万円スペックならば「月給34万円~」に下限給与を設定することで、
適切な募集要項を適切な人材に露出させることができます。
例)
職種タイトル:リフォーム営業(未経験大歓迎)
給与:月給25万円~月給33万円(年収300万~フィルタに表示される)
職種タイトル:リフォーム営業 店長候補
給与:月給42万円~50万円(年収500万~フィルタに表示される)
ハイスペックな人材に絞って採用活動をしていく施策のひとつです。
③「募集要項」ではなく、「ラブレター」
働き手よりも仕事の数の方が多い今日。
そんな中、従来のスタンスで求人を出稿していても応募が増えていくことはないでしょう。
会社の考え方、ビジョン、職場環境を十分に整備し、上手く訴求することが求められています。
もちろんこれは応募数を最大化することに加え、ミスマッチを防ぐ効果もあります。
会社への理解が深まらない状態で入社すると、早期の退職や、モチベーションの低下など、様々な問題に繋がります。
繰り返しますが、転職媒体であるナビサイトやindeedのようなWEB上で掲載されている求人情報は非常に限定的です。
特にナビサイトについては転職意向が高まっていない状態から会員登録をしている人材も少なくないため、
「自社に対しての志望度が低い!」「合う人がいないなあ・・・」といったケースが往々にしてあります。
だからこそ、中途採用に特化した採用ページを特設し、会社の考え方や環境、雰囲気等、求職者が求める情報を工夫して訴求していくことが大切です。
「募集をかける」という受け身のスタンスより、「自社を好きになってもらう」責めのスタンスが必要な時代です。
採用メッセージ一つとってもラブレターを書き綴るように、本腰入れて書くことが望ましいです。
また、写真や動画で訴求した情報の裏付けを取ることも非常に有力な手です。
いかがでしたでしょうか?
以上を踏まえて、「どんな求人を出すか」を改めて考察する機会となればと思います。