若者の行動特性を知る|教育マニュアルのポイントと作成方法(前半)
世代別の行動特性
ゆとり世代の社員にぴったりはまる教育マニュアルを作成する
ということですので、現在の「若者の行動特性」をご説明させていただきます
○○世代という言葉を、皆さんもよく耳にするかと思いますが、
18才から55歳にかけて世界的に共通として分けられている3つの世代というのがございます。
それが、
18歳から25歳までをZ世代
26歳から39歳をY世代
そして
40歳から55歳までをX世代
と定義されます。
皆様がよく耳にするような、ゆとり世代というところで言うと、
18才から今34歳の方々が、この世代に当てはまりますので、
Z世代からY世代にかけての年齢の方々がゆとり世代という風に言われていることになります。
このように世代がなぜ別れているかというと、
やはりこのXYZごとに、それぞれ行動特性が異なるというところですので、
各世代ごとの行動特性というところをご理解頂きながら、この後詳しく説明していければ
と思います。
Z世代の特性
まず始めに、Z世代です。
ソーシャルネイティブである、という風に言われています。
SNSに非常に強いという世代です。
採用活動においてInstagramをご利用する方々もいらっしゃるかと思いますけれども、SNSを使って行動を左右するというような傾向があるというところがZ世代です。
SNSの投稿を目的に行動変化をさせたりだとか、「いいね」で承認欲求を満たすために行動していく方が多い世代と言われています。
重視する傾向でいうと、「将来を重視する」というようなところにありまして、現実主義だとか、実例主義という傾向もあります。
WE世代という風にも言われておりまして、コミュニティーだったりとか、
場の意見に同調しやすいというような傾向も見られます。
そして、お金やキャリアについては、保守的な考えを持っています。
お金を使う先でいうと、娯楽や経験というところに投資をしているという傾向があります。
ブランドよりも、自分らしさを大切にするというような方々が多いというような世代です。
Y世代の特性
一方、26歳から39歳のY世代と言われる方々についての傾向でいいますと、
デジタルネイティブという風になっています。
デジタル機器全般的に強いような世代になってます。
そして、Z世代と比較してになりますけれども、将来を意識するというよりは、現在を重視しながら働いているというような世代です。
楽観的だったりとか、理想主義というところが傾向として見られます。
また、Z世代はWE世代という風に言われておりましたが、Y世代ではMe世代という風にも言われておりまして、自己中心的な思想感の方々が多いという風に言われております。
そして、お金については、やや保守的な見方をしておりまして、早くから貯金するような傾向にあります。
X世代の特性
そしてX世代になりますけれども、後継者の方々ですとか、管理者の方々の世代にも来当てはまるかと思いますが、競争意識が強くて、Z世代、Y世代と比べて消費生活というのが当たり前の生活になってるという風なところがあります。
そして行動力がある方が多いということが全体的な傾向になります。
ですので、このZ世代からY世代にかけた20代のこの共通特性を押さえた上で、教育マニュアルを作っていくことが非常に重要なのです。
若者の行動特性を知る
では、20代の行動特性というと、共通してどういうところが挙げられるかというと、
一つ目は、デジタルネイティブであるということです。
このスマホで情報を発信したり、収集したり、スマホが主体的になってますので、
デジタルでいかにコミュニケーションを図っていくかというところが、
今後マニュアル化についても重要になってきます。
そして、怒られることがやや苦手な傾向にありまして、ストレス耐性が低い方々が多い傾向にあります。
そして三つ目、失敗を恐れ、言われたこと以外やらないとか、やや指示待ちの方が多い
というところがあります。
X世代で言いますと、行動力は非常にある方、自分から動く方々が多かったかもしれませんが、Z世代、Y世代で言うと、やや指示待ち傾向の方々が多いという風になっております。
一方で、効率を非常に重視しておりまして、無駄を嫌ったりとか、関係性的にはドライな関係性を求めるような人たちが多いという風に言われております。
後は、リアルでのコミュニケーションというところが苦手でして、対面での意見だとか、感情というところを伝えられなかったり、報連相がなかなか上手くできないというような方々が多い傾向です。
この行動特性を見て、指示待ちの方が多かったりだとか、報連相ができないからやっぱりこの世代の育成と難しいなと、なかなかもう育成してもしょうがないじゃないかな、という風に思うのではなくて、
例えば、リアルでのコミュニケーションが苦手という傾向があるのであれば、
web上でのコミュニケーションの機会を増やすために、どうして行くのかというのを考えたりとか、やはり効率を重視していくというのは、ある意味でこの非常に特徴として良い傾向にあるのかなという風に思いますので、この業務効率化という目線で、
例えば、マニュアルの整備というところも二十代の方々に行っていただくことで、
本来要らなかった業務というところも出てきますので、
そういったところの仕分けみたいなところも20代の方々中心にやっていただくと、よりよいマニュアル化というところに進んでいくでしょう。