コラム

【現場任せの社員教育の落とし穴】これまでのやりかたで新入社員は育ちますか?

現場・外部任せの教育における3つの危険性

毎年4月になると新卒社員の皆様が入社して社内の雰囲気も一層活気づく季節ですが、
今年は新型コロナウイルスの影響により、社内および新人受け入れ体制で困惑されている会社も
多いかと思われます。

このような緊急事態においても多くの時間・お金・人を投資してようやく入社した新人の皆様を、
しっかりと成長させて組織に貢献できる人財にするためのお話をします。

本メール含めて、新入社員・若手社員が入社したのちの受け入れ体制(育成・定着)について、
4つのテーマでコラムをお届けしていきます。

第1回:現場任せの社員教育の落とし穴
第2回:成功事例紹介、成果が出る新入社員教育・研修
第3回:社内教育・研修をする際の3つのポイント
第4回:社内での研修が定着・成長を劇的にアップさせること

今回は第1回、「現場任せの社員教育の落とし穴」です。
特に陥りやすい3つの『落とし穴』、

①現場のOJTのみに依存する危険性
②外部研修任せの教育に依存する危険性
③教育・研修参加で満足する危険性

についてお伝えします。

 

①現場のOJTのみに依存する危険性

多くの企業では現場に入ったのちのOJT(現場で仕事をしながら覚えるスタイル)が主流に
なっています。
例えば、営業職は先輩の営業に同席して、伝え方、商品の理解、立ち居振る舞いなどを
時間かけて覚えるといったものです。
OJT教育は、先輩社員から直接教えてもらえるため、「仕事を覚える」といった観点では効果的です。

一方で、ビジネスマンとして必要なスキル、自社の社員に必要な考え方といったものはOJTだけでは
なかなか身につかないのが多くの企業の現状です。

例えば
プレゼンテーションスキル
本や新聞を読む癖付け
コミュニケーション能力
社内の経営理念の意味や中長期的な経営目標
活躍しているビジネスマンに共通している考え方や行動習慣

これらは社員育成の観点、今後自社を担う社員になっていくという観点から考えても非常に重要な
内容になります。
しかし、これらの教育はOJTのみでは足りず、かといって社内での教育体制が整備されていない
企業が多くあります。

つまり、OJT教育のみに依存していては、十分な教育ができているとは言えないのです。

 

②外部研修任せの教育に依存する危険性

社員教育・研修をするといった際に、外部の研修に丸投げするケースがあります。
社内の人事の方や経営者が選んだ外部の研修で、新入社員・若手社員を教育するのは悪くありません。

プロの方に適切な内容で教育してもらえるので、効果も期待できます。
また新入社員・若手社員が外部の研修に参加している間、社内では自身の仕事に専念できるので、
効率的に仕事を進めることができます。

とはいえ、外部の研修に委託しても良い内容と社内で教育体制を整備するのが良い内容があります。

例えば、社内の管理職社員向けのマネジメント講習。
研修は、誰が教えるのか・何を教えるのかが非常に重要です。

管理職向け研修では、参加者の年齢や経験知の違いもあるので必ずしも自社の社員が行うのが
適切ではないケースもあります。
そのため、外部研修に委託する企業も多くあります。

逆に、新入社員・若手社員向けの研修。
これは内容によっては、外部の研修ではなく社内で取り組むのが良いケースがあります。

ビジネスマナーといったものは外部のプロ講師が講習すると説得力があります。
しかし、社内の考え方を身につけるような教育や社内で活躍している社員のテクニックを身につけるような内容は内製化できるように進めることをお勧めします。
なぜなら、これらの内容は、経営者だから・年の近い先輩だから伝わる内容であることが多いからです。

このように研修は、誰が教えるのか・何を教えるのかが非常に重要なので、あらゆる教育・研修を
外部に委託するのは見直しが必要である可能性があります。

 

③教育・研修参加で満足する危険性

最後に、研修でよくある落とし穴が、
・研修に参加して満足する参加者
・研修に参加させて満足する企業
という、参加がゴールになるケースです。

これは参加者側が研修に対して目的意識やゴール設定をすることも重要ですが、企業側もその研修で
何を学ばせたいのか、その研修が何のためなのかを明確にさせる必要
があります。

また、研修に参加した社員に対して
・一番の学びは何か
・現場で何をどうやって活かすか
・社内でどういったことを共有・シェアするか
といったことを参加者に聞くことも必要です。

研修に参加して終わり、にならないように如何に現場に落とし込むかを意識しましょう。

今回のコラムでは、
①現場のOJTのみに依存する危険性
②外部研修任せの教育に依存する危険性
③教育・研修参加で満足する危険性
この3つの落し穴について紹介しました。

社内の教育体制を仕組み化することが、新卒・若手社員でも早期に成長する秘訣です。
実際に、こういった取り組みをした企業では、入社1年目でも3年目社員と同等以上の成果を挙げている
方が何名もいます。

 

冒頭でも触れた通り、今後のコラムで、
・定着率成功事例紹介、成果が出る新入社員教育・研修
・定着率社内教育・研修をする際の3つのポイント
・社内での研修が定着・成長を劇的にアップさせること

についても解説させていただきます。

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