【変革事例】船井総研の人事戦略とは??

【変革事例】船井総研の人事戦略とは??

今回は、「事業戦略に合わせて人事戦略を立てて実行した」事例として船井総研の事例

①過去の人事戦略
②事業戦略に合わせて変えた人事戦略
③人事戦略を変えたことによる成果

3つの流れで解説します。

前回の「企業が直面している人財に関わる時流」についてのコラムはこちら

①過去の人事戦略

【1990年~2000年の船井総研】
平均的な社員の5~10倍の実績を出す「スーパープレイヤー」が誕生し、活躍していた時代です。
しかし、既存の枠組みでは評価しきれず、労働分配率に不満を持ってスーパースターの離職が多く発生した結果、逸材の流出防止のため、スーパープレイヤーに報いる制度となっていました。

【2012年ごろの船井総研】
スーパープレイヤーは自分の実績にのみこだわる傾向が強く、後輩やチームメンバーに仕事・実績を渡さない、育成しない等スタンドプレーが目立つようになりました。
さらに、スーパープレイヤーが離職する際、担当していた顧客も離れていきました。
つまり、「業務に人がついていた」のではなく、「人に業務がついていた」のです。

このような問題は、船井総研のようなコンサル業界だけではなく、他の業界でも見られる現象です。企業の成長期にはスーパープレイヤーの存在は欠かせませんし、離職防止のためにスーパープレイヤーに報いる人事戦略にすることも戦略の1つです。

しかし前回のコラムでもお伝えしたように、組織力が、より一層求められる時代へと移り変わっています。いつまでもスーパープレイヤー頼みでは、企業の成長が止まってしまいます。

②事業戦略に合わせて変えた人事戦略

2017年の船井総研は、事業戦略・会社方針が大転換期を迎えました。
スーパープレイヤーの活躍から一転して、個人技によるコンサルではなくソリューションによるコンサルへ事業戦略の転換に舵を切りました。

それに合わせて、スーパープレイヤーに報いる制度からチームプレーをする人を評価する制度へ人事戦略も変更したのです。

③人事戦略を変えたことによる成果

結果として、新卒が2年間で育つ組織へと成長しました。
1人前になるスピードがアップし、赤字社員時代が3年から2年に短縮されたのです。

「個人成果主義からチーム主義に変えたい」と口に出してはいても、なかなか実行できていない会社様も多いのではないでしょうか?
「スーパープレイヤーに辞められてしまったら困る」という心境も当然のことです。
ですが、重要なのは事業戦略に合わせて人事戦略を立てるだけではなく“実行する”ことです。

船井総研は、
スーパープレイヤーをどうしたのか?
どのようにしてチームプレーをする人を評価しているのか?
新人の育成をどのようにしているのか?

更に詳しく話を聞いてみたいと感じて下さった会社様はぜひこちらのセミナーにご参加ください。
コラムではお伝えできない、“このセミナーでしか聞けない話”をお伝えします。

―――――――――――――――――――――――――
コラムに関連するおすすめセミナー

事業戦略と連動した人事制度を実践し、体制変更後も
8年連続増収増益を達成する、船井総研の事例を大公開します。

「人事評価制度革命セミナー」開催

■日程、会場
・2020年2月15日(土)@船井総研 東京本社
・2020年3月3日(火)@船井総研 五反田オフィス

【詳細】はコチラ!お申し込みもこちらからどうぞ!
https://lpsec.funaisoken.co.jp/hrd/seminar/055500_lp/