「鉄は熱いうちに打て!」新入社員に

「鉄は熱いうちに打て!」新入社員に

「新入社員の型」。皆様、ご存知でしょうか? 公益財団法人日本生産性本部から毎年発表されているもので、平成27年度の新入社員は「消せるボールペン型」でした。過去の代表的な型を一覧にしてみましたが、いずれも時代を象徴する新しいものが多いことにお気づきでしょうか? つまり、新入社員は、いつの世も上司からすると理解しがたい新製品なのです。

新製品である新入社員には、「社会・組織のルールや常識」理解し、「自分たちの価値観を変えなくてはならない!」と認識してもらうことが必要です。これを船井総研では、「学生脳」から「ビジネス脳」への変革と呼んでいます。

新入社員研修で、特に心がけているのは、「自分の価値観以外のものを受け容れる」ことと「アウトプット」です。学生時代は、同世代、同じ価値観、嗜好性を持つ仲間とだけ付き合っていられましたが、社会ではそんなわけにはいきません。また、学生時代は知識を得る(インプット)立場でしたが、仕事とはアウトプットです。これらを研修中に常に意識と実践できるようにカリキュラムを組んでおります。

毎年、感想や決意をレポートにぎっしり書いていただきますが、参加者にとって最も大きな学びは「他社の新入社員との意見交換=ディスカッション」です。様々な意見や価値観に触れ、自分自身も考えをまとめ発言をしていく。これこそが、仕事の疑似体験です。レクチャーとともに、ディスカッション、発表、ロープレ、演習を通して組織人としての言動、挨拶・返事、仕事の進め方、ビジネスマナーの体得をしていただくことが可能です。船井総研「成功の三条件」「天職発想」も当然お伝えします。

船井総研では多彩な新入社員研修を企画しています。

ぜひ、貴社の新人育成にお役立ていただきたいと思います。

それにしても、今年2016年の新入社員の型、楽しみです。

・全業種 全職種   4・5日東京・大阪・名古屋
・調剤薬局 薬剤師  2・3日東京
・治療院 治療家 3日東京 10日大阪
・自動車業界 全職種 4・5日東京 6・7日大阪
・住宅不動産業界 全職種 6・7日東京 9・10日大阪

名称
昭和48年 パンダ型
昭和55年 コインロッカー型
昭和60年 使い捨てカイロ型
平成元年 液晶テレビ型
平成10年 再生紙型
平成15年 カメラ付携帯型
平成20年 カーリング型
平成26年 自動ブレーキ型
平成27年 消せるボールペン型

見かけはありきたりなボールペンだが、その機能は大きく異なっている。見掛けだけで判断して、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を活用しなければもったいない。ただ、注意も必要。不用意に熱を入れると(熱血指導)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎるとインクが切れてしまう。(離職してしまう)