【3分HR講座】新入社員研修今のままで大丈夫ですか?

【3分HR講座】新入社員研修今のままで大丈夫ですか?

【3分HR講座】新入社員研修、今のままで大丈夫ですか?

 

はじめに

多くの企業では、4月に新入社員が入社します。入社直後は研修を行う企業が多いですが、

その研修の内容の ”見直し” について考えたことはありますか?新入社員研修は、

社会人にとって一番初めの仕事、そこで学んだことは社会人として活躍する40年以上の土台であり基礎となります。

しかしその中で、例年と同じ内容で行っている企業や、10年近く内容が変わっていない企業、様々かと思います。

一方で、世の中は大きく変わっています。3年前には現在のような状況は誰も想像できなかったでしょう。

とりわけ、オンライン・WEBでのコミュニケーションやツールは凄まじい進化と浸透を遂げました。

 

世の中が大きく変わっている中で、社会人の土台となる新入社員研修を何となくで行っているのであれば、

それは今すぐに見直しを行っていく必要があります。

今回は、「新入社員研修」を見直すことを検討している方にぜひ考えていただきたいポイントを3つに絞ってお話をしていきます。

 

①新入社員研修のメリットとカリキュラムの全体像

先ほども触れましたが、新入社員研修は社会人の基礎を作るものになります。そのため、新入社員研修でその社員にとって

 ①学生脳⇒社会人脳への切り替え

 ②社会人として最低限のビジネスマナー

 ③活躍する人財になるために必要な考え方や習慣づくり

 ④自社で働く意義や目的

 ⑤現場で必要なスキル

 

これらを抑えることで、まずは良いスタートを切れたと言えるのではないでしょうか。

そのため、上記5つを研修に盛り込むことが重要であり、

むしろこれら5つの内容をしっかり身に着けさせることができれば「良い研修であった」と判断できるでしょう。

 

②新入社員研修の講座詳細内容と担当者

 次に検討が必要なことは、上記で考えたカリキュラムを細かく

 ①どういった内容で(細かい内容)

 ②どういった進め方で(座学?ワーク?リアル?オンライン?)

 ③誰が担当するのか(社長?人事?先輩社員?外部?)

 

これらを考えていく必要があります。

内容では、どのようなワークをしてもらうのか、講座を行うのかを考えていくことが必要であり、

ここの作り込みは時間が必要な部分です。

進め方では、座学のように「受講」スタイルなのか、何かに取り組んでもらう「ワーク」スタイルなのか、

形式はリアルとオンラインどのようにするのかを考えていくことが必要です。

 

スタイルに関しては「答え」があるものは「受講」スタイルをベースに設計していくのが良いでしょう。

例えば、「名刺交換」はやり方が決まっているので、正しい作法を伝え、それを踏まえて練習してもらう、このような流れです。

一方、考え方に関するものや答えが一つとは限らないようなものは

「ワーク」スタイルを中心に設計していくことをおススメします。

例えば、「1年間の目標設定」というような講座があった場合、目標の立て方についてレクチャーしたのち、

自分で実際に考えてもらい、グループでシェアをし、みんなに向けて発表してもらう、このような流れです。

その際、リアルで行うのであれば、安全対策をしっかりとったうえで取り組んでいただきたいですし、

オンラインでもワーク形式はチャレンジしやすいので上手に使い分けていただくと良いでしょう。
担当に関しても、新入社員にその内容について最も伝えられるのは誰かを考えて行うのが良いので、

例えば新2・3年目の社員の意見も参考にして講座担当者を決めることが良いです。

また、外部研修も社内研修とは異なる緊張感や、

より実践的なスキル・マナー講座が期待できるため、積極的に活用するのも良いかと思います。

 

③新入社員研修の講座事例

ここまで考えるポイントをお伝えしましたが、

実際にどういう内容が良いのかについて事例をもとにご紹介します。

例えば、多くの企業に活用いただいている新入社員研修がこちらです。

2日間で、
①学生脳⇒社会人脳への切り替え
②社会人として最低限のビジネスマナー
③活躍する人財になるために必要な考え方や習慣づくり

これらを網羅しております。実際に弊社の研修を活用してくださっている企業は、

この研修の日程の前後に、自社での働く意義や経営理念、業務に関するスキルなどの研修を行っております。
自社で働く意義や業務に関するスキルは社内での落とし込みは比較的容易ですが、

上記①②③はその内容作りや進め方に手間もかかります。

これらの内容は、①②③を踏まえて実際に研修で使用しているスライドの一例です。
リアルでもオンラインでも、座学+ワークを交互に使いながら行うことで、

緊張感を持ってもらいつつ定着・落とし込みを行っております。また、「(  )」を使って、

メモをとらせる癖付けも同時に行っております。

 

いかがでしょうか?実際に新入社員研修を行うにあたって、検討するポイントは掴めましたでしょうか?

入社する人数や、社内の人事担当の体制にもよりますが、

自社の考え方や実務に関する研修はぜひ社内で行ったほうが効果的ですが、

それ以外は外部も使いながら徐々に社内の内製化を目指していくのが上手な方法だと思います。

 

採用人数が20名以上の企業だと、ビジネスマナーはいつもお世話になっている外部の講師で、

それ以外は社内で行っている会社様もいらっしゃいます。

 

また、今回ご紹介したとおり、自社に関することは社内で、

それ以外は外部に任せて、効率化を進めている企業もございます。

 

一番は、今の自社にとって、そしてその新入社員の将来にとって

最も良い研修内容やスタイルはどうなのかというところですので、

それらも含めてぜひご検討くださいませ。