就職サイトを使いこなせているのは10%もいない!?
新卒採用~ナビサイトの選び方、長所短所~
就職サイトの反応は減る一方!
就職活動における就活生の必須ツール「 就職サイト 」ですが、
全業種における人材不足から年々就職サイトを活用して採用活動を実施する企業が増えております。
数値で見ていくと、、、
2016卒就職サイト掲載企業:約3万社
2017卒就職サイト掲載企業:約5万社
2018卒就職サイト掲載企業:約6万社
昨対比で見ると約120%増えているのが現状です。
売り手市場で学生優位の市場にも関わらず、
掲載して満足している企業が多いのではないでしょうか?
せっかく多額のコストをかけて掲載する「 就職サイト 」ですから、
うまく活用して採用活動を成功に導いて頂きたいと思います。
このコラムでは、採用を成功させるための就職サイトの活用手法を以下に解説します。
就職サイトは掲載するだけで採用に繋がる?
冒頭でもお伝えした通り、「 就職サイト掲載=採用 」にはなりません。
就職サイトのマーケット状態はどうなっているかと言いますと、、、
①就職サイトへの掲載社数が増えている
⇒1社当たりの学生PV数・エントリー数が分散し減少
②サイト内における人気・不人気が二極化
⇒掲載社数も増加し、知名度の低い企業はサイト内で埋もれる
③学生の選択肢は増える一方
⇒学生が認知している大手や人気業界にエントリーが集中
上記のような採用サイトマーケットでは、
就職サイトでは「 大手 」や「 人気企業 」に学生からの注目が集まるのは当然です。
中小企業や不人気業種ではどのように就職サイトを活用すれば良いのでしょうか?
それは、
就職サイトにおいて学生からの応募を「 待つ 」のではなく、「 攻める 」ことが大切になります。
つまり、
集めるための活用ツールではなく、アプローチツールとして活用して頂く必要があります!
就職サイトで活用すべき3つのポイント
私が担当するアミューズメント業界では就職サイトを「 集めるツール 」として活用しているため、
多額のコストをかけて「 いかに上位表示させるか 」に重きを置いておられる企業が多く採用に至らない企業様が多いのが現実です。
一方、
就職サイトをうまく活用している採用成功している企業の3つのポイントを下記にまとめました。
①学生への「 アプローチツール 」として活用
⇒「 自社の採用ターゲット 」に合わせて自社をアピールする必要があります。
一斉に何千何万の学生にダイレクトメールを発信しても効果はありません。
採用ターゲットを明確にしていることが大前提ですが、
「 みんな 」にではなく、「 一人ひとり 」に情報発信することが不可欠です。
採用実績のある大学や採用ターゲットに絞って「 スカウトメール 」を発信すべきです!
②常に最新の情報を更新する
⇒就職サイトにおける自社のサイトは誰が見ているでしょうか?
採用ターゲットにアプローチして新規の学生が見るのは当然ですが、
実はエントリー後に、会社説明会後に、選考後に改めて企業ページを
見ている学生が多いです。
せっかくエントリーしてくれた学生を離脱させないためにも、日々新たな情報を発信する
必要があります。
「 社内の取り組み 」「 先輩社員紹介 」「 仕事紹介 」などなど
発信できる情報は山ほどあります。
志望度をアップさせるためにも、新しい情報を発信し続けるべきです!
③検索ヒット率が高いキーワードを活用
⇒新卒採用に限らず、採用において「 検索上位キーワード 」を自社ページに
盛り込むことは必須です。
コストをかけずに自社の発見率を高めるために、一度会社紹介の文言を見直して
頂くことをおすすめします。
また、「 業種 」や「 職種 」、「 自社の特徴 」「 先輩 」などのタグを
多く設定することも発見率を高めるポイントです。
「 アプローチツール 」としての就職サイトの活用
まだまだ就職サイト主体で就職活動を実施する学生が大半を占める中で、
採用を成功させるためには就職サイトをうまく活用する必要があります。
ただ掲載して待っているだけでは多額のコストを無駄にするだけです。
採用活動における、
就職サイトの活用認識を変えて頂ければと思います。
就職サイトに掲載して満足するのではなく、
まだまだ活用出来ていない企業様が多いと推測できますので活用から見直して頂き、
採用成功に向けての一つのツールとして就職サイトを「 アプローチツール 」としてうまく活用して頂ければ幸いです。