新人スタッフの人材化について
こんにちは。医療・介護・福祉・教育支援部 歯科チームの水野です。
多くの歯科医院が抱えている経営の悩み「人材獲得」を成功させるため、人材採用専門コンサルタントとして、日々全国の歯科医院様への採用コンサルティングに従事。
歯科衛生士学校など訪問し現場の声を集め、現場の生の声を反映させて組織・風土創り、採用といった流れを創りだします。
本日は歯科医院において人材採用・教育に関して出てくる悩み事例からテーマにさせていただきました。
せっかく採用に成功したが、想定していた成長をしていかない……
日々、全国の歯科医院様の人材採用コンサルティングを行っていると。
「新人スタッフをしっかりと教育していきたいのですが……」
そんな声を多く聞きます。
深く話を聞いていると以下のような話が出てきた。
良い人材になれる可能性のある人を採用できた。
しかし、3ヵ月間教育はしているけど、なぜか医院が求めている成長とは違う方向へ。
新人教育を任していたスタッフさんも疲弊。
そして、組織全体にも疲弊感が漂い始めてしまう。
こういった経験をされた院長先生も数多いのではないでしょうか。
最近の流れとしては、人材を採用するための仕組み創りを年間を通して計画している。
運用も正常にできている。医院に合った人材を採用できた。
ただ、明確な教育カリキュラムが存在していない。
しかし、何から手をつけたらいいのか分からない。
そんな先生にオススメな方法があります。
新人目標設定・振り返りシートを実施。
新人スタッフさんと院長との間に発生する成長の方向性のズレ
そんな新人スタッフさんとの成長の方向性の違いを減らす方法がございます。
実践していただきたいのが「新人目標設定・振り返りシート」です。
用意していただくのは、紙とペンだけです。
用意して頂いた紙に新人スタッフさんに大きく2点書いてもらいます。
・当院でモデルにしたい社員は誰か。
(なりたい姿を身近にいることを意識させることによって、なりたい方向性が明確になる)
・そのモデルに近づくためにはどんな技術面、仕事の考え方が必要か年間計画を立ててもらう。
(1か月ごとに身につける目標を実際に書いてみることで現実感が湧く)
12ヵ月いきなり書いてみてと言っても難しい場合が多いです。
その際には、院長先生や新人教育担当者が面談形式のような形で計画立案のサポートをしてください。
サポートをすることで、新人の方に医院理念や方針を伝えやすいからです。
実施、そして、振り返りへ
1年間の計画を立てることができたら次の段階へ進みます。
計画を立てたら、1か月ごとに実際に達成することができたのか。
新人の方と振り返り面談を行います。
振り返る内容は
① 達成できたかできなかったのか
② 達成できた場合は素直に認め、次月の目標に向けてどうしてくかを考える。
達成できなかった場合はなぜ達成できなかったかを考え、次月からどうするかを考える。
(あくまで、振り返りですので、達成できなかった事を叱ることはNGです)
上記のような流れで1年間、普段の教育にプラスするだけで成長の方向性の軸を創りだすことができます。
支援させていただいている医院様でも、こういった振り返り、フィードバックの時間を設けることによって新人と院長との間のイメージのズレが少しずつ修正されてきております。
人材開発には、しっかりとした制度、仕組みが必要です!
「人材開発」という言葉はあまり聞きなれない言葉かと思われます。
採用や教育といった「人材」に関わる仕組みを創っていくことが「人材開発」です。
自費率向上や診療効率化、販促など売上に直結するコンサルも重要です。
しかし、これからは「ヒト」といった資源にも目を向けていかないければならない時代になりました。
船井総研では様々な業種特化した専門コンサルタントが在籍しております。
その中で私は歯科医院様向けのコンサルティングを行っております。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
船井総合研究所運営 歯科医院経営ドットコム:http://funai-dental.com/