新卒採用解禁が3月というのは真っ赤な嘘?

新卒採用解禁が3月というのは真っ赤な嘘?

新卒採用のスケジュールから読み取る今年の戦略とは!?

18卒新卒採用スタート!しかし、その実態は・・・

3月1日に18年卒学生を対象とした新卒採用活動の広報解禁日をむかえました。
毎年、広報解禁直後の合同説明会ではたくさんの学生に溢れ、企業側も一番の母集団形成
の山場として会社をあげて採用活動に力を入れています。

18卒は17卒と同じく広報活動の解禁日が3月1日だった訳ですが、本当に同じと捉えて良いのでしょうか?
3月解禁日の前に開催される、インターンシップイベントとしての合同企業説明会の開催回数は
昨年よりも増えており、それに合わせて学生も解禁日前から就職活動を開始している。
そう、実は3月解禁日というのは建前で、その前から採用活動(学生にとっては就職活動)は始まっているのです。
それに気が付かず、今から始まった!と思ってしまっていると完全に出遅れてしまいます。

母集団形成に成功している企業の取り組みは・・・

そんな中、すでに母集団形成に成功している企業が取り組んでいるのが、
インターンシップです。
一番早い企業の取り組みは2016年6月、7月に開催されたインターンシップイベントから
学生を自社のインターンシップに誘導し、その後も何かしらの接点を持ち続け広報解禁後に説明会や選考会に誘導しています。

インターンシップ=大手企業の取り組みという認識はもう過去の話。
実際に、10月以降に開催されているインターンシップイベントで多くの学生を集め自社独自のイベントに誘導している中小企業様も少なくありません。
私のクライアントである、岡山県の自動車販売店様も広報解禁前に自社のイベントに
呼ぶことで、300名以上の学生の母集団形成に成功されています。

GW前後に春採用の決着がつく

広報解禁日前のインターンシップ期間に母集団形成に成功された企業様は、
解禁後のイベントでもメリットを感じています。
それは、インターンシップ期間に接触のあった多くの学生がリピーターとして合同説明会のブースに訪れること、更には友人を連れてブースに訪れるなど、解禁後の母集団形成においてもメリットとなっているケースが多くみられます。
そういった企業の多くが順調に選考を進めていくと、内定出しの一つの山場がGW前後に来ることが想定されます。
もし、自社の選考スケジュールの最終選考の一回目が5月末や6月になっている場合は、
出し抜かれてしまう可能性が非常に高いので注意が必要です。
そうならないように、改めて自社の選考スケジュールの前倒しをするか、もしくは選考の一部を飛ばして進める。
もしくは、説明会と1次選考をセットにしてスピードを早める必要があるでしょう。

採用活動のスタートはインターンシップにあり!?

年々、学生の母集団形成は短期間化していると考えられがちですが、実際は解禁日前の戦略が重要になっています。

この流れは恐らくこの先も続くことになります。
それはアメリやかヨーロッパの学生の就職活動をみていると明らかです。
海外では当たり前のように企業の選考を受ける条件としてインターンシップでの経験などが求められます。
日本も同じようなインターンシップに比重を置いた採用活動にどんどんシフトチェンジしていくでしょう。
もうその変化は大手企業だけでなく、中小企業にも大きな影響を及ぼすほどになっています。

これから中小企業が採用活動成功に導くためには、
解禁日前インターンシップから活動することを前提に

①自社内に学生が応募したくなるインターンシッププログラムを作ることができるか?
②その為に学生を受け入れるだけの体制を会社をあげて作ることができるか?
③広報解禁日前にどれだけ学生との接点を設けられるか?

この3つの点を戦略的に仕組化できた企業だけが成功を収めるでしょう。

18卒の母集団形成に苦戦している企業様はその危機感をもうすでに感じているのではないでしょうか?

インターンシップからの採用戦略に興味のある方は一度お問い合わせください。