【3分HR講座】「応募が集まる採用サイトの作り方」
皆さんこんにちは。
本コラムでは、「応募が集まる採用サイトの作り方」を解説いたします。
そのために、まず
・採用サイトとは何か
・そもそもなぜ採用サイトで人を集めるのか
をご説明いたします。
目次
採用サイトについて
採用サイトとは、公式HPとは異なり、自社商品を売るためのものではなく、求職者に見せるための、会社そのものを売り込むためのものになります。募集求人一覧や募集要項、採用するうえでの会社の考えを載せている採用専用のWEBサイトのことをさしております。
多くの企業様では、HPの一部に求人情報を載せている形態であったり、別ページであっても求人票がいくつか載っているだけのものであったりすることがほとんどです。
会社のPMVV、代表から求職者へのメッセージ、働く人の声など求職者が知りたい情報をテキストだけではなく、写真など視覚的情報を含め伝えていくことができるものになります。
採用サイトを持つ意味と効果
ここでは、なぜ採用サイトは必要なのか、採用サイトはなぜ求職者を集めることができるのか、その理由と効果を合わせてお伝えしていきます。
①求職者の思考と行動
②応募者の質
の二つの観点から解説いたします。
①求職者の思考と行動
2020年のWanrtedly調べによる調査データによると、ミレニアム世代(20代〜30代)の求職者で、職選びの際に重視する要素として、「給与などの条件」が48%に対し、「会社の理念、想い、ビジョンへの共感」を上げる人が52%を占めるようになってきている状況です。(「Wantedly Visit ミレニアル世代の仕事に対する意識調査」https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/281410)雇用条件等が記載されている求人情報だけではなく求職者に対し、自社の想い、代表から求職者へのメッセージなどを発信するメディアとして採用サイトは必須なものになります。
さらには恐縮者の仕事探しが、コロナの後押しを受けリアルからオンラインへと大きく変化してきていることで、求人、会社を知ってから応募までの期間が長くなったのではないかとも考えています。(下記写真参照「採用ジャーニーマップ」)
求人を認知してから、さらにその会社について知るため会社のサイトを調べたりSNS調べたりとする求職者を増えています。
皆様は、求職者に自社の魅力を打ち出すことができるサイト、メディアを持っていますでしょうか?
②応募者の質
次に応募者の質という点に関してですが、
本コラムを読んでいただいている企業様の中には、応募はそれなりに集まっているという方もいらっしゃると思います。
そして応募が集まっている企業様が次のステップとして悩まれることとしてよくあげられるのが、
「応募者の質が低い」
「自社にマッチした人が来ない」
といったものです。
まさに会社のPMVVへの共感であったり、条件面ではなく会社の想いに魅力を感じてくれている応募者を求めているのではないでしょうか。
では、それを求職者に伝えることはできていますか?
伝える仕組みを整えることはできておりますでしょうか?
これらのことから、ただ求人の条件面だけを伝えるのではなく自社の魅力を伝えることができる、採用サイトが必要になるのです。
効果が出るサイト(良いサイトの特徴)
ここでは実際に採用サイトを作るうえで、どのような点に注意して作成すればよいかをお伝えできればと思います。
①応募にいたるまでの導線
一番大事なのでは、「応募に至る導線が設計されていること」です。
最終的な目的は「採用サイトで応募を集めること」ですので、応募導線の設計は必須になります。
なので、「サイトのどこからでも応募画面に進めること」や「常に応募を意識させる作りになってること」が大事です。
②メッセージ性
サイトの根幹ともなるのが、そのサイトで求職者に対し伝えるメッセージです。
そしてそのメッセージに一貫性があるかどうかが大切になります。
サイトを作っていくうえで必須と考えていただければよいかと思いますが、
採用全体を通し、会社としてどのようなコンセプトで取り組むのかをしっかり定める必要があります。
その1サイト内だけでのメッセージではなく、採用活動全体を通し、求職者へ伝えていきたいコンセプトを明確にし、そのコンセプトに沿ったメッセージを打ち出せているかが非常に重要です。
③デザイン感
反響の良いサイトの特徴の2つ目にあげられるのがサイト全体のデザインです。
服のデザインに古い、新しいであったり、トレンドであったりがあるのと同様、サイトにも当てはまります。
色味やサイトの構成、テキスト量など求職者の目に留まるサイトである必要があります。
伝えたいメッセージが端的に伝わる構成になっているのか、
文字が多く羅列されていて見にくい形になっていないか、
求職者へ印象付けられるよう、カラーテーマを定められているか、
など様々な要素があります。
④写真
最後に写真です。
サイトの良さとして、好きなだけ「視覚的情報」で魅力を発信できるということも挙げられます。
今の求職者世代のほとんどがスマホで見ることに加え、若い人に見てもらいたいことを考えると、「パッと見で魅力的なサイト」であることが重要です。
そのためには、文字をあまり読んでもらえなくても「写真で惹きつける」ことが重要です。
オフィスの写真、働くスタッフの写真、スタッフ同士の団らん風景など様々な写真を盛り込み働く環境をアピールしていきましょう。
カメラマンに依頼し、きれいな写真を使用できるのがより良いです。
おすすめコンテンツ
採用サイトの反響をより高めていくために弊社で推奨している採用サイト内のコンテンツをご紹介します。
①社員インタビュー
働く社員さん一人一人の写真を掲載し、それぞれの思う会社の魅力などを発信していくものです。
社員さんにインタビューさせていただき、他社にない魅力をピックアップし発信していけるうえ、求職者からすればどのような人が働いているのかも知ることができるため、よりその会社で働くイメージを持つことができます。
社員さん複数人でのクロストークなどを載せるのも会社の雰囲気が伝わるため、おすすめです。
まとめ
コロナ禍で落ち着いた有効求人倍率ですが、再度高まりつつあります。
中小企業の採用活動はより難易度を増すばかりですが、
求職者の動きを理解し、それに対応する情報発信を行う体制をいち早く整えることが採用活動成功の近道です。
自社の魅力を求職者に伝えていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。