定着率を向上させる企業内メンター制度

定着率を向上させる企業内メンター制度

メンティの定着・成長・戦力化を実現する企業内メンター制度導入について

ここ十年、社員が定着しないという社長様の悩みに確実に応えてきたのが、企業内メンター制度導入支援でした。

まず、なぜ人が定着せず、辞めるのかです。
よくあるパターンは、上司とのコミュニケーションが上手くとれず、周りとの人間関係も上手くいかず、辞めてしまうというもの。
例えば、上司が「一番を目指せ!」「変革を起こせ!」「チャレンジせよ!」「自分で判断して直ぐに行動せよ!」と自分の価値観だけで新人さんを教育すると、「一番を目指したいとはおもっていない」「変化は好きではない。まして変革なんて」「失敗は怖いのでチャレンジしたくない」「じっくりとみんなと一緒に考えて行動したい」という真逆の価値観を持っている新人さんは、大変なのです。
また「仕事は楽しくなければ意味がない!」という上司に「仕事は楽しむものじゃない。楽しい?意味不明」という反対の価値観を持っている新人さんはこれまた大変なのです。
「四の五の言わず、やれ!」といわれてもゴールをしっかりと決めてからでないと行動に移せない人もいるのです。

こんなコミュニケーションギャップが重なって社員が定着せずに辞めていくのです。
では、どのようなメンター制度を導入すれば社員が定着するのか。

社員が定着するメンター制度とは

メンター制度の目的は大きく分けて2つ有ります。

その一つは、新人さんが定着・成長・戦力化すること。
もう一つは、メンター自身がメンタリングによりマネジメント能力(相手の立場に立つ)及び判断能力が高まることです。

まず、新人さんの価値観に同調(ペーシング)し、寄り添うことにより、つまり相手の立場に立つことによりメンティが安心し、メンターとメンティの信頼関係が構築できるのです。価値観は人によって異なります。異なる価値観をお互いが尊重し合う関係を持つことが新人さんの定着につながるのです。そしてメンティは成長(知識・技術)し、戦力化(稼ぐ社員)となるのです。

2つ目はメンターが相手の立場に立つことでマネジメント能力が身につくのです。
人は力だけでは動かせないものです。むしろ、自分のことを分かってくれる人のために人は動くのです。
更に、メンターとメンティでは行動特性の似ているもの同士を組み合わせます。それを測るアセスメントに「DiSC」があります。
行動特性が似ているということは、価値観が似ているということ。じっくりと考えて行動する新人さん(メンティ)には、じっくりと考えて行動するメンターを組み合わせます。

更にいえば、メンターと上司は別部門にします。
メンターの最初の役割はあくまでメンティの定着。仕事を教えるのは上司の役割。
役割分担を明確にすることでメンター制度の運営はスムーズに行きます。

企業内メンター制度導入で業績が向上するワケ

企業内メンター制度を導入すると業績が向上します。
なぜなら人が定着するからです。人が定着しない企業は、常に新人教育に時間を取られてしまいます。そして新人が育ったころに辞めてしまう。何時までたっても企業内にノウハウや技術が蓄積されないのです。

一方で新人さん(中途社員含む)が定着すると、ノウハウや技術が蓄積し、マンパワーも含めて業績が向上するのです。
何時までたっても部下の営業が1人しかいない状態の企業と、どんどん新人の営業マンが増え成長する企業では収益格差が歴然とするのは当然です。

実際に愛知県岡崎の不動産屋さんで企業内メンター制度を導入した所、当初離職率が50%だったのが、離職率が10%近くまで下がり業績はうなぎのぼりとなりました。その数年後、グレートカンパニーを受賞した会社さんとなりました。